ブラインシュリンプについて
ブラインは「湧かす」と言う表現をします。
微生物が自然に沸くと言うのに近い感じからだと思うのですが、
それは、さておき、
ブラインシュリンプと言うのは、アルテミア(Artemia)と呼ばれる甲殻類の仲間で、
名前のとおりエビに近い存在、私達が食べているあのエビとはだいぶ違った形してます。
ヨーロッパやアメリカの塩水湖に生息していて、一番有名なのはアメリカのグレートソルトレイクで取れる物。最近では、中国産のブラインも安値で良く出回っております。
少量を沸かすのが一番簡単な方法で、このようなカップに塩水を入れて
卵を耳かき一杯くらい入れると、大体24時間で孵化します。
塩分濃度は、水1リットルに対して塩20~30g
ペットボトルに作り置きしておいて使う分量だけ注ぐようにしたら、
なんども作らなくても良いです。
この時に使う塩は、人口の化学合成ものは使わず、自然の塩が良いです。
海水魚などの水槽があるなら、海水を水で1/2くらいに割って使用しても
良いです。
塩分濃度はあまり気にしないで、適当で孵化します。
孵化したブラインシュリンプは、そのままだと散らばって
与えにくいので、集めます。
集光性(光に集まる)があるので、写真のようにライトで照らします。
数分もしたら、ライトの光に群がるので、それをスポイトで吸い取り
メダカに与えます。
塩分が気になる場合は、そのまま入れずに、コーヒーフィルターや網、
専用の濾過カップなどに入れてろ過し、水洗いしてから与えます。
ブラインシュリンプを大量に孵化させたい場合は、
ブライン専用の孵化器を使います。
市販のブラインシュリンプハッチャーと言う商品を使うと便利ですが、
ペットボトルとかで自作しても簡単に作る事ができます。
この場合ですと、エアーポンプで攪拌する必要があります。
海水の飛散に気をつけて自作してみては、いかがでしょうか。
上記のカップなどで孵化させるのを、皿式と言い
ペットボトルなどの深い容器で孵化させる方式を壷式と言います。